あさがやドラムのオンラインライブ配信

こんにちは！
オーナーの小川敬一です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
クラスター歴のある業種のひとつ「ライブハウス」は
「三密」になりやすいこともあって休業を余儀なくされました。
一部、風評被害のような部分もありますが、それはここでは置いといて…。

東京都の休業協力金の話のときに
「ライブハウスの配信を『営業』とみなし協力金を支給しない」
という発表が出ました。
これに都内のライブハウスは猛反発。
ボクも含めて東京都の窓口に一斉に電話しました。
（窓口担当の職員さんほんとうにたいへんだったと思います）
結果、その判断は覆り、アーティストとスタッフが集まって、密を避けながら配信しても
協力金が支給されることになりました。
この流れはご存知の方も多いのではないでしょうか。

さて。
これにより、これまた一斉に「ライブハウスによるオンラインライブ配信」が始まりました。

あさがやドラムでは、
休業前に少し「これから配信が必要になる」と考えてその準備のつもりの配信を行なったのと、
主催者さまのご意向により「無観客イベントとして開催することに変更＋配信も行う」
という形の配信を数本行いました。

それまでは配信の経験はなく、どちらかというと否定派でした。
ライブハウスはお客さまにご来場いただいてなんぼ。と考えていたからです。
しかしもうそんなことは言ってられません。
お客さまに来ていただきたい気持ちは山ほどありますが、今それは認められません。
それができなくなったまま何もしなければライブハウスは消えていくしかない。
そんなことになったら、今までステージに立ってくれた出演者さま、
ライブを楽しんでくださったお客さまに申し訳がたちません。

録画用に設置していたビデオカメラ「ZOOM Q8」が
ウェブカメラとして使用できる機能を持っているのでパソコンにつなぎ、
パソコンの配信ソフト（OBS）の使い方を調べて覚えて、
昔使用していたビデオカメラやスマホをカメラとして使用することなど
複数台のカメラを切り換えながら少しでも配信の品質をあげるべく苦悩奮闘する毎日。

ところが、なかなか思ったようにいかない。
特に苦労したのは「画質」でした。（音のこともかなりたいへんでしたが）
どうしても画質が良くならない。
他のライブハウスと比較しても明らかに画質が劣る。
配信を視聴いただいたお客さまからも厳しいご意見、ご指摘をいただきました。

画質を左右する要素は何？
パソコンのスペック、インターネットの速度、カメラの性能、接続のこと…。
毎日グーグルでの調べものと機材と格闘しました。その結果現状、
・OBSの1つ見落としていた設定を修正
・カメラの機能を変更
・ビデオカメラを接続するために購入した安物を見直し
といくつかの作業が功を奏して、なんとか、なんとか見れる映像になりました。

とはいえ、カメラの品質に因るところは高品質のものに買い換えるしかなく、
これは現状ではまだ取り組めていません。

実は、複数台のカメラをスイッチングしながらの配信ができたら、
有料配信を行う考えでいました。
しかし「現状の機材ではこれが限度だろう」という映像品質を見たとき、
「これではまだ配信を有料にすべきではない」と判断しています。

今後、有料でのライブ配信を行なっていくことはライブハウスとして必須になってきます。
そのためには配信動画、映像のクオリティを上げていかなければなりません。
機材面を含めた改善、アップグレードをいろいろと計画しています！

こちらの進捗など、またこちらのブログでもご報告しますね！
これからのあさがやドラムのオンラインライブ配信。
どうぞご注目、ご期待ください！！